6月 172010
 

本日(2010/6/16)IKAROSの分離カメラからの映像が公開されました。衛星を宇 宙空間で外から撮影するというのは世界初の快挙で、特に世界初のソーラー電力 セールを誇るIKAROSの特徴的な構造を外から映像としてとらえることは、非常に 大きな意味があると思われます。

http://www.jspec.jaxa.jp/ikaros_channel/bn006.html

この分離カメラミッションはJAXA、東京工業大学 松永研究室と、東京理科大学 木村研究室の協力により実現され、木村研究室では画像系を担当しました。 この画像系でのキーポイントはタフで小型というところ所にありました。 この分離カメラは非常に小さく、画像系としても非常に小さく実現する必要があ り、また広い温度範囲で動作することが求められました。そこで、自動車のバッ クモニターなどに使われているイメージャーを活用することを考えました。この ようなイメージャーは使用環境としてタフであり、イメージャー単体でNTSC信号 への変換までを実現してくれるので、画像系の構成を小さくまとめることがで き、この目的にうってつけといえます。 JAXA、東工大のすばらしい設計で、狙いのアングルもばっちりで、とても印象的 な画像を取得できました。画像系として、このような画期的な機会に参加するこ とができたことを、とてもありがたく思うのと同時に、衛星から離れながら必死 に画像を送り続けた、分離カメラのけなげさについ涙してしまうのでは親ばかで しょうか。(木村)