空気浮上を用いた宇宙ロボットの微小重力模擬環境実験

最近、人工衛星を使ったサービスやはやぶさなどでロケットの打ち上げをニュースで見る機会が増えていると思います。でもこれとは裏腹に、使用済みの衛星やロケットによって宇宙のゴミの問題が深刻になってきました。宇宙利用を持続的に行うために、宇宙上で衛星の検査監視・不要衛星の除去・不具合衛星の修理等を実現する軌道上保全システムが必要となります。

木村研究室では、この軌道上保全システムを実現する要素技術の研究を日々行っています。その中の一つに、相手の衛星を捕獲する技術問題があります。皆さんは簡単に手を使ってものをつかむことができると思います。しかし、相手の衛星は捕獲されるのに適した固定具を持たず、姿勢が制御できない非協力物体です。また、宇宙で衛星同士がぶつかってしまうと無重力なのでお互いに突き飛ばしてしまいます。その非協力物体にどのように接触するのか、どのように把持するのかを考えなければなりません。

そこで、空気浮上を使用した微小重力模擬環境を構築しました。実際にモノをぶつけてどのような動きをするのか、どのような制御をすれば把持をできるのか、そのような研究をここでは日々行っています。

空気浮上