SanDisk Secure Digital Card Product Manual: SD Card Interface Description

出典: Wikimura

3.4 Electrical Interface

以降の節では、電気的インターフェースに関する有益な情報を提供する。

Power-up

SDカードバスの電源投入はカードとバスマスタでそれぞれ行われる。

Image:Morita-090726-SD-Fig3-5.png


Hot insertion(カードをバスが動作中に挿入すること)を含む電源投入後、SDカードはアイドル状態(idle state)に移行する。 この状態では、SDカードはコマンドACMD41を受信する以外の全てのバストランザクションを無視する。


ACMD41は特殊な同期化コマンド(special synchronization command)で、動作電圧範囲の調整を行い、カードがパワーアップシーケンス中どうかを問い合わせるのに使われる。 動作電圧プロファイル(operation voltage profile)と共に、ACMD41コマンドに対するレスポンスにはビジーフラグが含まれる。このフラグはカードがまだパワーアップシーケンス中で、識別(identification)の準備ができていないことを示す。 このビットはホストに対し、カードが準備できていないことを知らせる。ホストはこのビットがクリアされるのを、問い合わせ続けながら待たなくてはならない。単一のカードでパワーアップシーケンスにかかる時間は1秒を超えない。


個々のカードをアイドル状態から移行させるのは、バスマスタの責任である。 起動時間や供給電圧の変化の仕方は、接続されるSDカード数やバス長、電源などの「アプリケーションパラメータ」に依存する。 そのため、ホストはACMD41を行う前に、電源が動作レベル(←ACMD41で指定されることになる?)まで上がったことを確認しなくてはならない。


Power-up( 供給電圧がVdd_minに到達)後、ホストはクロックを供給し、CMD信号から初期化シーケンスを送らなくてはならない。 このシーケンスは連続した論理'1'のストリームである。 このシーケンスの長さは、supply ramp up time(供給電圧がバスマスタの供給電圧に到達)から1msecか、74クロック供給されたか、supply ramp up timeのいずれかの最大となる。更に10クロック供給することで、電源投入時の同期問題を防ぐ(この64クロック後にカードは通信可能となるはずである)。

原文ではmaximum ofと書かれていました。ということは、1msec74クロックか、カード電圧がバスマスタの供給電圧に到達するかのいずれかの最大ということのようです。よくSDカードの解説で「1msec待ってから74クロック供給する」という記述を見かけるのですが...少し違うようです。確実そうではあります。
以下原文: The sequence length is the maximum of 1msec, 74 clocks or the supply-ramp-up-time; the additional 10 clocks( over the 64 clocks after what the card should be ready for communication) is provided to eliminate power-up synchronization problems.


全てのバスマスタは、ACMD41とCMD1が実装可能であるべきである。CMD1はMultiMediaCardに動作条件(Operation Condition)を訪ねるのに使われる。ACMD41やCMD1は、カードごとに個別のCMD信号線を通して別々に送られるべきである。(電圧が違うから?)

参考文献

  1. SanDisk Secure Digital Card Product Manual(原文)
個人用ツール