こんばんは!
木村研究室B4の長瀬です。

投稿が遅くなってしまってすみません
今回はARLISS競技最終日についてリポートしていきます。

ARLISS4日目ですが、僕たち木村研は2回の打ち上げを行いました。
その一回目、前日に打ち上げ中止という事態になっても快く承諾してくれたsethにcansatを詰めてもらい、第一回の打ち上げを行いました!
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そして第一回の打ち上げですが結果は…

Failure…..
一回目

展開式タイヤを抑える分離機構のテグスが穴に引っかかってしまい、タイヤが展開することなくリタイアという形になってしまいました。
どうやら日本とブラックロック砂漠の湿度の違いのせいでテグスが固くなってしまい、なおかつ打ち上げ待機時に長時間同じ状態でいたためテグスの形が固まってしまったことが原因だと思います…

そのような結果を受けて、原因である展開機構を短い時間で修正し、時間ぎりぎりになりつつも第二回の打ち上げを行いました‼

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そして第二回の結果は…

Failure…..
二回目

またしても失敗という結果に終わってしまいました。
今度はパラシュートの分離すらできずに、動作せずに終了してしまいました…
あとでログを見て分かったことなのですが、落下中にログの更新が止まってしまっていて、計算機からの命令がストップしてしまっていました。
おそらくログを取るSDカードかマイコンが原因であると考えられるのですが、後程検証実験を行っても全ての機構が正常に動いていたため大元の原因はまだまだ検証が必要です…

これにてcansatプロジェクト2016は終了です。
どちらの失敗も日本にいるときの実験では全く現れなかった問題なので悔しい気持ちがまだ残ります。
しかしプロジェクトとして実際にモノを作り、それを運用するための試験を繰り返して改善していくという経験を通して、多くのモノづくりの考え方と技術を学ぶことができたと実感しています。

最後に僕たちが悩んでいた時にアドバイスをくださった先輩方、そしてなによりこのプロジェクトをここまで支援してくださった木村先生、本当にありがとうございました。

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